契約者死亡時の年間契約解除

なんでこんな面倒くさいのか．ちょっと重い話だけれども，酒の勢いもあって書いてみる．

昨年亡くなった実姉．携帯電話すら未だ解約していない，というか踏ん切りがつかなくて中々解約できていないのだが，それ以外にも解約したいものが少なくとも現時点で2つ有る．1つはAmazonのプライム会員，もう1つがニコニコのプレミアム会員．

まず，Amazonに電話した．というかWebで登録すると5分以内にサポートから指定の電話番号(この場合は俺の電話番号)にかけてくるという仕組み．事情を伝えて解約したい旨を伝える．電話をかけるために登録したアカウントは俺のモノだが，「解約したいのは俺ではなく姉」と明確にサポートに伝え，手続きを聞く．

すると，大きく2つの方法があって

「死亡届と戸籍謄本」
「死亡後に更新された戸籍謄本」

のいずれかのコピーと，登録していたクレジットカード番号を記載したメモを添えて北海道は札幌にあるアマゾンのビルにまで送れという．これは面倒臭い．しかし，Amazonプライムは年間契約だ．次の年の契約来る前ならば，多少は時間がかかってもいい．早急に対処すべき課題は，Amazonよりも毎月費用が発生しているニコニコのプレミアム会員．

この辺にそれっぽいことが書いてあるが，「クレジットカード情報（加盟店名 / 番号 / 有効期限）をお電話にて伺い、カード情報より登録を特定し解約します。」と有るにも関わらずその電話番号についてニコニコは掲載を避けているのか，全くもって電話番号を見つけることが出来なかった．ということは，いきなり問い合わせフォームにカード番号を書けということだろうか．さすがにアカウントのニックネームもIDもわからないので，それだけでどうこう出来ると思っていないのだけれども，あまりこういう事例について考えられているとは思えない．多分，個別対応でなんとかなる程度なんだろうな．

ということで，Amazonを上回る面倒くささだったわけだが，問い合わせフォームにこんな内容の事を丁寧に書いて送ってみた．何か興味深い回答があれば，後日blogで報告してみようと思う．

さて不謹慎ではあるが，俺が仮に亡くなったとした場合，こういった諸々を誰がどう手続きするのか，本当に問題になる気がする．今の高齢者世代はそこまでITにどっぷり浸かっているわけでは無さそうだからさしたる問題にはなりにくそうだが，俺世代位の年齢が一挙に高齢化した場合の後処理がどうなるのかは隠れたITの課題となりそうだ．今後30年もありゃ解決策がほぼ決まっていそう，という期待もあるけど，だからといって俺が契約している一部始終を死んだ時のために残しておくのはなんかイヤだぞ．

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